『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のあらすじを紹介。人間の魂を持ったヴァンパイアの半生を描く良作!

ゴースト
ライターくん

こんばんは。
ゴーストライターです!

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のあらすじをネタバレなしで解説。
人間的な倫理観と繊細さをもった、苦悩のヴァンパイア・ルイが、自らの半生を語る映画です。

本作はヴァンパイアの心情に焦点を当てた、一風変わったヴァンパイアムービー。
永久の時を生きる、ヴァンパイア人生の孤独や虚無感を描いています。

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ゴーストライターくん
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ライターくん

イケメンヴァンパイアが織り成すダークでゴシックな世界観は必見!

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もくじ

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの基本情報

グロさ
不気味さ
怖さ
見ごたえ
ストーリー性
映画概要

主演俳優:ブラッド・ピット、トム・クルーズ
公開年:1994年
上映時間:2時間3分
監督:ニール・ジョーダン
原題:Interview with the Vampire

視聴できる配信サービス

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登場人物とキャスト

レスタト(トム・クルーズ)

残虐で感情的なヴァンパイア。
自らの血でルイをヴァンパイアにする。
感傷的な繊細さを持ち、死にたがっているルイに興味を抱く。
ルイをヴァンパイアとしての伴侶にしようと目論む。

ルイ(ブラッド・ピット)

インタビュアーに自らの半生を語る200歳のヴァンパイア。
1791年、24歳のときにニューオリンズ近郊の農場主だった。
妻をお産で亡くした失意から死にたがっていた。
自暴自棄な生き方をレスタトに嗅ぎつかれて、ヴァンパイアにされてしまう。

クローディア(キルスティン・ダンスト)

ペストで母親を亡くした少女。
あばら家で泣いているところにルイと出会う。

ダニエル(クリスチャン・スレーター)

現代のサンフランシスコでルイにインタビューする青年。

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのあらすじとストーリー

現代のサンフランシスコ。
とある部屋でインタビューを受けたルイ。
彼はヴァンパイアになってから200年が経つと語り、自らの半生を語りだす。

18世紀末、妻と娘をお産で失い、人生に絶望したルイは、自暴自棄になり酒や女に溺れていた。
そんな生き方をレスタトというヴァンパイアに嗅ぎつけられる。
ヴァンパイア人生の伴侶として、ルイはレスタトに選ばれるが・・・。

半生を語るヴァンパイア

インタビューを受けるルイをイメージした画像

現代のサンフランシスコで、200歳のヴァンパイア・ルイは自らの半生を語る。
ルイの肌は異様に白く、顔には青い血管が浮き出ていた。
ルイは若い見た目にそぐわない静かな威厳と、神秘的な美しさをまとっていた。

死にたがりな男

トランプでイカサマをして相手の怒りをわざと買うルイをイメージした画像

1791年、かつてのルイは当時24歳で、ニューオリンズ近郊の農場主。
妻と娘をお産でなくし、自暴自棄な生活を送っていた。
相手の怒りをわざと買うなどして、誰かが自分を殺してくれることを願っていた。

レスタトとの出会い

ルイを誘うレスタトをイメージした画像

ルイのそんな悲観的な生き方に惹かれ、ヴァンパイアのレスタトはルイに目をつける。
レスタトはルイに噛みつき、動けなくなるほどの血を吸って、選択を迫るのだった。

肉体の死

レスタトの血を受け、人間としての死を迎えたルイをイメージした画像

レスタトからヴァンパイアの血を与えられたルイはもがき苦しみ、人間として死ぬ。
新たに生まれ変わり、ヴァンパイアとして見る夜の美しさに驚くのだった。

ヴァンパイアとしての葛藤

血への渇望と理性の狭間でもがくルイをイメージした画像

ヴァンパイアとなったルイは、血への渇望に苦悩する。
殺人のともなう吸血を避け、動物の血でごまかすが満足できない。
レスタトはそんなルイを「ヴァンパイアの美学に反する」として、彼に憤慨ふんがいする。

そんな折、ペストで母親を亡くし、悲嘆に暮れる少女・クローディアと出会う。
ルイは血への渇望を抑えきれず、クローディアの首筋に牙を立てる・・・。

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの見どころポイント

  • トム・クルーズの怪演
  • 血への渇望に葛藤する人間的弱さ
  • 不死者の孤独と虚無感

トム・クルーズの怪演

いまでは爽やかなイメージのあるトム・クルーズが、残虐非道なヴァンパイア・レスタトを怪演。
レスタトは人間を食糧としてしか認識していない典型的なヴァンパイアです。

ペスト患者の死体で踊ったり、持ち前の美貌で娼婦をだまして、狡猾こうかつに血を吸ったりします。
感情的で欲望に忠実なレスタトは無慈悲で、トム・クルーズとは思えない豹変ぶり。

ゴースト
ライターくん

最初はトム・クルーズとわからなかったほどです。

原作者のアン・ライスは最初、トム・クルーズがレスタトを演じることに反対していました。
しかし、トムの演技を観て、
「彼が登場した瞬間から、トムは私にとってレスタトだった」
「トムがレスタト役を成功させたことは、私には予知できなかったこと」

とコメント。

アン・ライスはデイリー・バラエティ誌に7,740ドルの見開きページの広告を掲載。
トム・クルーズに対する、キャスティングへの批判を詫びたほどです。

ゴースト
ライターくん

トム・クルーズの狂気的な演技は必見。
彼のイメージがくつがえりますよ。

渇望と倫理観に葛藤するルイの人間らしさ

ルイは元々繊細な人間なのですが、ヴァンパイアとなってもその繊細さが失われることはありませんでした。
ヴァンパイアとして血への渇望にさいなまれつつ、人間的な理性のあいだでもがき苦しみます。
レスタトが娼婦を吸血するとき、ルイは血への渇望を抑えつつ、残虐なレスタトを否定しつづけます。

ゴースト
ライターくん

センチメンタルなルイに、他のヴァンパイア達は惹かれていきます。

不死者の孤独と虚無感

本作のヴァンパイアはなにより孤独を恐れています。
日光にさらされない限り、永久に生きることができるからです。
そのうえ理解者も少なく、正体を隠したまま人間社会で生きていかなければなりません。

残虐非道なレスタトでさえルイに目をつけ、ヴァンパイアとして伴侶に選ぶくらいです。
ヴァンパイアにとって“死ねない苦しみと孤独”は相当なものでしょう。

本作のヴァンパイアは人間の血を吸わなくても生きることができます。
しかし、生き血を補給するまで、血への渇望に囚われ続けることになります。
人間にとって不死は理想ですが、永遠に生きなければならない事実は案外残酷なのかもしれません。

ゴースト
ライターくん

不死者の孤独と空虚さが描かれた映画でもあります。

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアを観た感想

ヴァンパイアという超常的な存在を通して、人生のはかなさや永遠の時のむなしさを描いた作品だと感じました。
本作の主人公であるヴァンパイア、ルイはヴァンパイアと人間の狭間でもがきます。

愛する人物を失っても、決して死ぬことはできません。
ヴァンパイアとして、不死の人生を生きなければならないからです。
人間にとって死を克服することは理想です。

しかし、その理想を体現したヴァンパイアの人生はかえって残酷だと感じました。
生きる目的もなく、ヴァンパイアとしての身分を隠しながら、生き血への渇望に襲われる・・・。
永遠の時間を生きるというのは人間的な理性を持っている以上、むなさしいだけなのかもしれません。

良いところ

  • 人間味あふれるヴァンパイアの心理描写
  • キャラのビジュアルが最高
  • 18世紀後半~19世紀後半のゴシック的雰囲気

人間味あふれるヴァンパイアの心理描写

本作のヴァンパイアは人間よりも遥かに強いはずなのに、常に悩みに囚われています。
かわりゆく人間社会に馴染めなかったり、血へ渇望と人間的な理性の間で絶えず揺れ動いたりします。

キャラのビジュアルが最高

本作の主軸となる登場人物のビジュアルが最高です。

主人公を演じるブラッド・ピットのルイ。
猟奇的で残虐なヴァンパイアを演じるトム・クルーズのレスタト。
子役時代のキルスティン・ダンスト。

ゴシック的な衣装も相まって、映画全体の雰囲気を形作っています。
ヴァンパイアという頽廃たいはい的なテーマに、より一層深みを与えています。

18世紀後半~19世紀後半のゴシック的雰囲気

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の時代設定は18世紀後半〜19世紀後半がメインとなります。
当時を象徴する衣装やセットが凝っており、ゴシック的な映画が好きな人は楽しめるでしょう。

悪いところ

  • ホラー映画としては微妙
  • 映画の設定をもっと掘り下げてほしかった
  • 一部BLっぽいシーンがある

ホラー映画としては微妙

本作のジャンルはホラー映画ですが、怖かったりグロかったりするわけではありません。
あくまで本作は、永久の時を生きるヴァンパイアの苦悩に焦点を当てた映画です。
おびただしい流血や不気味な雰囲気こそありますが、特別怖い映画というわけではありません。

映画の設定をもっと掘り下げてほしかった

映画の設定が深堀りされておらず、観ているときに疑問に思う点がいくつかありました。
主人公はどうやって生計を立てているのか、ヴァンパイアにはどんな能力があるのか。
など、気になる点が多数ありました。

映画序盤で、「ヴァンパイアの目」なるものが登場し、この目を通してみると石の彫像が動いて見えます。
ヴァンパイアの能力について説明したシーンは序盤のみで、説明不足感が否めません。
本作はあくまで、インタビューを通した“劇中劇”として映画が進行するのです。

ゴースト
ライターくん

細かいところは端折はしょったのかなと思うようにしました。

一部BLっぽいシーンがある

「腐女子」と呼ばれる人たちが好きそうな描写がちょくちょく出てきます。
イケメンがイケメンに噛みついて血を吸うシーンは少し官能的。

露骨な表現こそありませんが、男性ヴァンパイア同士の愛憎劇が描かれています。
特に家族で観る場合は、少し気まずい雰囲気になりそうです。

ゴースト
ライターくん

同性同士の官能表現が苦手な人にはあまりおすすめできません。

SNSの反応

悪い評判まとめ
  • 日常を描いているだけでつまらない
  • 映画としての出来がイマイチ
良い評判まとめ
  • ラストシーンが良い
  • ドSなレスタトがカッコいい
  • 世界観とヴァンパイアの儚さが良い
悪い評判
良い評判

まとめ

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』はこんな映画!

  • ヴァンパイアの心情に焦点を当てた映画
  • トム・クルーズの怪演がスゴい!
  • 不死者の孤独と虚無感を描いている
  • ホラー映画なのにまったく怖くない
  • 映画の設定が少し浅い

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』はヴァンパイアの内面に焦点を当てた映画です。
ルイはヴァンパイアとしては繊細すぎる心を持ち、彼の価値観に多くのヴァンパイアが惹かれていきます。

一部BL的な表現があるので、観る人を選びそうな映画かもしれません。
しかし、ゴシック要素にあふれた映画でもありますので、ゴシック系が好きな人におすすめの一作。

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本ページの情報は2024年05月時点のものです。
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