幽霊のために作られた巨大屋敷！『ウィンチェスター・ハウス アメリカで最も呪われた屋敷』のあらすじを解説

『ウィンチェスター・ハウス アメリカで最も呪われた屋敷』のあらすじをネタバレなしで解説しています。

結論から言うと、ホラー好きには物足りない映画でした。
本記事を読んで、観る前の参考材料にしてください。
視聴できる配信サービスもあわせて紹介。

わかること

• ネタバレなしのあらすじ
• 主な登場人物
• 映画の元ネタ
• 観た感想
• ネットの反応

映画概要

 予告編動画

主演俳優：ヘレン・ミレン、ジェイソン・クラーク
原題：Winchester
公開年：2018年
上映時間：1時間39分
監督名：マイケル・スピリッド

グロさ
不気味さ
怖さ
見ごたえ
ストーリー性

あらすじ

舞台は1906年のアメリカ・カルフォルニア州サンノゼ
実在する幽霊屋敷を映画化したサスペンスホラー。

サラ夫人の精神鑑定

精神科医のエリック・プライス博士は、ウィンチェスター社の法務責任者・ゲイツから精神鑑定を依頼される。
患者は霊媒師の助言を信じ、屋敷を増築しつづけるサラ夫人。
依頼とは彼女がウィンチェスター社の後継者に適格かどうか、判断するための精神鑑定だった。

ウィンチェスターの呪い

銃器産業で莫大な富みを得たウィンチェスター家。

サラ夫人は夫と娘を立て続けに病気で亡くしてしまう。
高名な霊媒師から、一族の不幸は富の影で死んでいった亡霊たちの仕業だと告げられる。

霊媒師は亡霊を鎮めるために、屋敷を増築しつづけなければならないという・・・。

巨大な幽霊屋敷

霊媒師の助言を鵜呑みにするサラ夫人。
夫人は20年にも渡って増改築を繰り返し、屋敷は巨大な7階建ての建物に。
屋敷には亡霊を鎮めるため、不可解な建築が多く存在していた。

映画の元ネタ

ウィンチェスター・ミステリー・ハウスは、世界で最も有名な幽霊屋敷です。
サラ夫人が亡くなる1922年まで増築されつづけました。

映画の感想

『死霊館』のような館系ホラーを期待していましたが、サスペンス色が強く、新鮮な印象を受けました。
プライス博士の過去と幽霊屋敷との関わりや、サラ夫人の哀愁に満ちた背景は見どころ。

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良いところ

ヘレン・ミレンの怪演がスゴい

サラ夫人の気高さに秘めた哀愁と、増築に取り憑かれた未亡人の妖しさを抜群の演技力で演じています。

伏線回収がわかりやすい

ウィンチェスター・ハウスは主人公のプライス博士の過去と少しだけ関わりがあります。
プライス博士に幽霊が見えるのは、アヘンによる幻覚作用のせいか？　それとも・・・。

悪いところ

設定を生かせていない

主人公が屋敷のなかで迷ったり、迷路のような構造を駆使した恐怖演出があってもいいと思いました。

元ネタが強すぎた

映画作品が元ネタのインパクトに負けてしまっています。
変に脚色していないのは好印象でしたが、ゆえに中途半端な映画になってしまった感じ。

SNSでの評判

まとめ

• ヘレン・ミレンの怪演が見どころ
• 幽霊屋敷の設定を生かせていない
• 現存する幽霊屋敷が元ネタ
• 元ネタに負けてしまっている

実在する幽霊屋敷のインパクトが強すぎて、元ネタを越えられなかった残念な作品です。

サスペンス作品としてのストーリーは面白いですが、サスペンス色に振り切れなかった部分も。
かと言って、「めちゃくちゃ怖いホラー」という訳でもないです。

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